IE9ピン留め
えこなの結婚式について書くにあたり、ずいぶん久しぶりにこのブログのことを思い出した。実はいままでは記事は更新しなくてもリンクから人様のブログを見に行ったりはしていたのだが、ここ最近はブログにアクセスすること自体が減っていた。
Twitterに場を移したのが原因だとは思うけど、あそこは考えて書く場ではないので(推敲を重ねたと思われるつぶやきはだいたい興が無い。あれは感情任せにぽっと出た言葉のが絶対面白い。不思議)やはりブログとはかなり趣が違う。
更新にはちょっぴり時間と手間とアタマを使うけど、やっぱり僕はブログの方が性に合うのかもしれないと思い直した。書きたいことは、起承転結ちゃんと書こう。

正直なところ茶化す気マンマンで出かけたえこなの結婚式だったが、行ってみたら予想以上に素晴らしい式だったので僕の結婚式(厳密には披露宴)に対するイメージはおろか、結婚というシステムに対してまでずいぶんと別な価値観を与えてくれる人生のビッグイベントになってしまった。
結婚式なんてものは「女の子が恒久的に憧れるお姫様をちょっとだけ実現してあげるだけの、人生で最初で最後・最強の贅沢なサービス」ぐらいにしか考えていなかったのだけれど(そして実際そういう式に何度か出たけど)、そういうイジけた考え方はあまりにも子供じみていたなあと反省することになった。

そもそも結婚式の主役は誰なんだろう。もちろん主役は新郎新婦になるわけだけど、結婚式自体は主役のための舞台ではない。主役が存在するのなら、その舞台はいつだって観客が一番影響を受けるに決まっている。結婚式は主役がそれを見せたいと思う相手のためにきっと存在している。
そう、失礼な言い方になるのかもしれないが、僕はすごく良い舞台を見に行った気分なのだ。少し誇張はあるかもしれないが決して虚構ではない立派なシナリオと、この日のために発表する自分を積み上げてきた純粋な登場人物と、それを盛り上げようと陰から支える人たちの存在と、それを期待し祝福しようと思って集まった観客。結婚式はそういう大規模なエンターテイメントのような気がした。そして僕は、どっぷりその舞台の影響を受けてきた。

ここ1年ちょっとの間、私事では失恋にうちのめされたり仕事に追いやられたり、社会的にはあの忌まわしい大震災があったりと、自己を根底から見つめなおす機会がたびたび与えられた。それは決して気持ちの良いものではなかったけれど、僕には必要なものとして真剣に取り組んだつもりだし、発見したことや変えてきたことも少なからずある。
だけどそれらの悲しかったり辛かったりするネガティブで否定的な要因のものとはまた別に、えこなの結婚式は愛する喜びであったり、家族や友人との繋がりであったり、これまで生きてきたことに対する極めてポジティブで肯定的な要因として、僕に自分を見つめなおす機会をくれた。

式に出て以来、長いこと悩みながらああでもないこうでもないと思っていたものにパッと光が振り注いだような感触がある。全部が全部氷解するようなものではないけれど、深く納得できて消化できた部分がある。
もちろんそれは一時的なものに過ぎなくて、また無個性な日常に磨耗していくうちに忘れてしまうようなことかもしれない。それでもいまの気持ちが続くうちに、何か有益な習慣を作れたらいいなと思っている。一度乗れるようになった自転車には何年経ってもすぐ乗れるように、あの幸福感は何かのきっかけですぐに思い出せるような気がしている。

式から帰ってこの3日間、ずいぶん理不尽な仕事をさせられた。ミスもした。だけどそれほど嫌な気分はしない。リカバリーしてやろうという気概もある。
思ったことや感じたことは、行動に移して形に残さないとすぐに忘れてしまう。とりあえず、いまはそれで少しだけ頑張ってみようかなあと思っている。

良い舞台を見に行った後にすごく気分が良いみたいに、良い結婚式に出た後はまるで自分が結婚したみたいに気分が良いようだ。
去る11月5日。えこなの結婚式に招待されたのではるばる北海道まで遊びに行ってきました。

式の前日の4日に飛行機で北海道入りし、その日の夜はさんえいちメンバーのコテツさんと雨乞い番長と飲みました。いつ合ってもテンションの変わらない人たちで安心します。花泥棒は翌日の結婚式に参列することは聞いていましたが、私情でいろいろある男なのでこのプレ飲み会には誘いませんでした(いま思うと超ヒドイ。ごめんね)。

その晩は札幌在住であるコテツさんの家にご厄介になり、日の出と共にえこなの結婚式に臨むため勝鬨を挙げながら市街地へ繰り出しました。嘘です。僕が革靴を忘れたので近くの靴屋に革靴を買いに行ったりしてました。割とのんびりしていました。

式が行なわれるホテルが予想以上にバカでかい建物だったのでちょっとびっくりしながら入場すると、参列者と思しききらびやかな服装の男女がすでに何人かキャッキャウフフしていました。知識と金を両方持ち合わせたリア充の香りがしました。
待合室で手持ち無沙汰に時間を過ごしていると花泥棒がやってきました。花泥棒は間違ってリハーサル中の式場に入ってしまったということでした。器の違う衝撃的な掴みに激震しました。アホや。

そんな感じでふわっふわしていると式が始まる時間になりました。教会を模した式場でさんえいちはとりあえずお約束だと思ったので一列に椅子に腰掛けました。
間もなく新郎のえこなが純白のタキシードで入場してきました。おもろっ。アクセントにミントのデカイやつみたいのが胸ポケットから飛び出ていて、危うくツッコミを入れてしまうところでした。雨乞いは必死に下唇を噛んで笑いを堪えていました。僕もそうでした。花泥棒はちょっと笑いを堪えられなかったそうです。失礼や。

同じく新婦さんが純白のウエディングドレスで現れ、滞りなく式が進みました。結婚の宣誓や承認など式が進んでいくうちに面白おかしい雰囲気は何処かに消え(そもそも僕らの間にしか漂ってない)、最後に賛美歌が流れ新郎新婦が退場する際には感動の涙を堪えているほどでした。ふたりの晴れ晴れとした嬉しそうな顔と、それを幸せそうに祝福している親族や友人たちを眺めていると、こちらも本当におめでとう、心からお幸せに、と願わずにはいられませんでした。

その後の披露宴からが本当に面白くて、楽しくて、感動したのですけれど、書くと長くなりますし、友人同士の秘密にしたいことも山盛りなので詳しくは書きません。
簡単に総括すると、えこなはリア充で、周囲の人間も漏れなくリア充でした。クソッ。

えこな、本当におめでとう。末永くお幸せに。これからもよろしくね。

番長、コテツ、花泥棒にも慣れない土地でお世話になりました。また一緒に飲みましょう。

では、御伽噺の時間が終わったようなので仕事に勤しんできます…。
一時は勝利も見えた試合だった。しかし最後の最後は広島・如水館に力負けしてしまった。本当に残念だが、それ以上に強豪相手に見事な試合を見せてくれた能代商業に感謝の気持ちを伝えたい。本当に有難う。お疲れ様。

負けはしたけれども保坂投手がインタビューで言ったように、能代商は実力を出し切った。いや、数字やデータ以上の力を発揮したと言っても過言ではないはずだ。
チャンスにきちんと繋げる打線、小さなミスを見逃さない走塁、ピンチでも決して焦らないタフで堅実な守備。強豪校に引けを取らない、堂々とした野球だった。自信に満ち溢れた、清清しいプレイだった。
昨年までの秋田代表は100%の力を出して自分たちの野球をすることすら叶わない場合がほとんどだったように思う。能代商は怖じることも怯むこともなく戦い抜いた。実力を出し切っての敗北なら、昨年以上の収穫が得られたことだろうと思う。来年の春。そして夏の甲子園にも大きな希望が持てる年になった。本当にありがとう。

能代商業の活躍によって、秋田県の高校野球全体が活気付くに違いない。全国に通用するかどうかが半信半疑であった時代はようやく過去になったように思う。来年からは良い意味で注目されることだろう。本当に見事な戦いぶりだった。

あー。それでもやっぱり悔しいな。
ここ最近はTwitterに浮気をして、ほったらかしにしておりました。思考や言いたいことって140字で足りる場合が多いと実感。絶妙な文字数だ、140字。

さて夏の高校野球が今日から開幕。居住地新潟からはすっかり有名になった日本文理が出場。そして優勝候補の日大三高と初戦で当たるという強烈なクジ運を見せ付ける。ここ最近クジ運が良かったツケが一気に回ってきた印象。
春の甲子園で見た限りだと、あのピッチャーからはそうそう点は取れない。そして今年の文理はどうもピッチャー(特に先発)が安定しない。なんとか終盤まで僅差で食らいついて、持ち前の粘りで終盤に一気呵成に突き放すパターンでしか勝てない気がする。

そして故郷の秋田県からは2年連続で能代商業。初戦も2年連続で鹿児島代表。…これまたなんというクジ運。
昨年は鹿児島実業に手も足も出ず、投げては先発全員安打を許しての15失点、打っては終盤までノーヒットに抑えられての2安打完封、守ってはエラー6つ、さらにエラーは付かなかったものの内野安打を相当数許した。文字通りの惨敗であった。

この屈辱をバネに1年間練習を重ね、再び甲子園の舞台に戻ってきた能代商業には間違いなく去年以上の力が備わっている。今年の鹿児島代表は神村学園。甲子園出場のキャリアこそ少ないものの残してきた実績は相当なもので、初出場で準優勝したことは記憶に新しい。対戦相手や試合内容を見ても歴戦の強豪校と全く遜色が無い。甲子園でも確実に実力を発揮する優秀なチームである。

非常に強力な相手ではあるが、僕は能代商業が勝つような気がしている。
というか、勝って欲しい。

秋田代表は夏の甲子園では昨年までで13年連続で初戦敗退を喫している。強豪相手の接戦もあったが、それでも負けは負け。やはり勝ち上がる高校より何かが劣っているのだと思う。
精神論だけでスポーツが勝てるとは思わないが、これまでの秋田代表に足りなかったのは執念と自信だと思っている。今年の能代商業はどちらも持っている。手にしているはずだ。
去年は選手がまったく動けていなかった。本当に、内野ゴロひとつさばけないほど動けていなかった。実力が出し切れていなかった。たぶん3割も力を出せていなかったのではないだろうか。もちろん、去年の能代商業が全力を出せていたとしても鹿児島実業に勝てていたとは思わない。やはり大差で負けていたと思う。それほど実力差は歴然だった。
それを一番肌で感じたのは、他ならぬ選手だったに違いない。県大会優勝の喜びから、これ以上ないほどの惨敗という現実は相当選手たちには堪えたことと思う。しかしそれらの挫折、屈辱を乗り越えて甲子園に戻ってきた。今年は実力を発揮できると信じている。

高校野球では、観客は勝つために何も差し出していない。負けても何も失わない。だからあまり偉そうな批評はしたくないのだが、やっぱり観戦していると良いほうにも悪いほうにも感情が動く。今年はちゃんと秋田代表を応援したいと思っている。勝っても負けても、たぶん泣くと思う。

頑張れ、能代商業。今年こそ、悔いの無い試合を。

明日は第一試合の静岡対習志野、第三試合の花巻東対帝京が特に面白そう。
習志野は春の関東大会と地方大会を見る限り相当強いと思うのだが、あまり騒がれていない。投打に安定した力を見せる静岡との対決で真価を見極めたい。




余談だが、秋田大会の決勝戦では能代商業と秋田中央がぶつかった。
秋田中央高校は県下でも強豪校とは言い難い高校であまり目立った存在ではないのだが、今年はチームが一丸となってシード校を粘りの野球で破り、勢いに乗って決勝までたどり着いた。去年の能代商業がちょうどこんな感じだったな、と地方大会の結果を見ながら思っていた。高校の名称が変わってから初となる30数年ぶりの甲子園を目指す秋田中央と、2年連続で甲子園リベンジを誓う能代商業の激突に地元秋田は大層沸いた(らしい)。
決勝戦は能代が先制し突き放す展開になったが、中央も負けずに粘りを見せた。結局6-3で能代商業が勝ったが、点差以上に肉薄したゲーム内容だったと思っている。これは甲子園出場を悲願としていた中央よりも、昨年の大敗から全国で勝つことを目標にできた能代が僅差で上を行ったということなのだろうと思っている。そしてこの差が、きっと甲子園ではとても重要な差だと感じているのだ。

久しぶりに更新したら長くなった。
だらだらと文章を書くのもやはり楽しい。
4ヶ月程前、少年ジャンプにおいて「本気度MAX!4号連続超巨弾新連載開始!」とかいうコピーが打たれて、文字通り4週連続で新連載の漫画がスタートした。そして来週発売号で(まだ確定ではないけども)そのうちの3つが連載終了となりそうな按配である。ちょっとこれは酷い。何が酷いって編集部のやり方が酷い。

誰でもそうだと思うが、連載の第1話を見ればその漫画がこの先やっていけそうかどうかはだいたい見当がつく。第1話が微妙な漫画は9割方その先も微妙である。最後にこの勘が外れたのは「ネウロ」のときだった。あれは本当に化けた。それはともかくとして、僕みたいな立ち読み中心の読者でさえある程度予想がつくのだから、プロの編集者ならさらに深いところまで見当がつくに違いない。
そもそも今回の新連載陣は、ジャンプが10年近くヒット作を出せていないサッカー漫画に、固定読者層を作りにくく読み飛ばされやすいギャグ漫画、新鮮さを出しにくい魔法世界を舞台にしたファンタジー漫画、これまた手垢だらけの戦国時代にif的要素を加えたバトル漫画と、ラインナップを見ただけで低空飛行が目に見えていた。唯一、3週目に連載を始めたファンタジー漫画「magico」だけは人気好調なようですでにセンターカラーも2回ほどもらっているが(実際この中では郡を抜いて読める。王道ながら話の作りとコマ割が丁寧)、それ以外は1クールで打ち切りとなる。

打ち切られることはもちろんその漫画の人気が出なかったのが原因ではあるが、冒頭で言った通り「人気が出そうか出なさそうか」くらいは編集側で予想がつきそうなものである。それでも敢えて連載にGOを出すのだから、ちょっとくらい人気が出なくても思うように行かなくても暖かく見守ってあげて欲しいと思うのだ。
さらに言うと、これら4週連続連載のために席を譲る形で終わった作品だってある。ファンの数自体は少ないかもしれないが、それを楽しみにしていた読者としては作品が打ち切りという不自然な形で物語に幕を下ろすことは非常に残念なことである。そういう残念な気持ちで終わらされた作品に代わる形でやってきた作品が、これまたたったの1クールで打ち切られたりしたら無念さは一層増す。「えー、こんな漫画のために打ち切られちゃったのかよ」と思ってしまう。
本来なら編集部は、なかなか人気の出ない作品に全力を注ぐべきだし、陰りの出てきた人気作にほど「そろそろ終わりでどうですか」という心遣いをするべきだと思う。ブリーチとかリボーンとか、搾りカスも良いところではなかろうか。ああいうノビシロの無い作品ほど気持ちよく終わらせるべきだ。

僕はここ半年で楽しみにしていた漫画がことごとく終わってしまった。単行本はときどき買うけれど、ジャンプ本誌は滅多に買わない。本誌を買わないので、単行本を買っている漫画が人気かどうかも実はよくわかっていなかった。なので打ち切られると聞いてびっくりしたりする。だって僕にとっては本当に面白い漫画だったのだ。
せめてもう少し、長い期間ひとつの作品を読みたい。区切りの良いところまで、ストーリーが無事に消化されるまでは物語に付き合いたいと思うのだ。いまの週刊連載はせわしすぎてそれすらできていない気がする。

と、ここまで書いて、いかに僕が我侭な読者かと思い当たった。金も払わんで、言いたい放題だ。

今週から始まった「ST&RS」は久しぶりにオチが全く読めない漫画であるので非常に楽しみにしている。なので応援の意味も込めて、きちんと本誌を購入しようと思う。ファンの意見、きちんと届けようと思う。
オーケイ。十数年ぶりに、少年漫画のファンをやってみようじゃないのさ。